COLUMN

【山地災害の復旧工事について】  

山で土砂崩れ等の災害が起こったときの復旧として、どのような工事を行っているのか紹介します。
1枚目の写真は令和3年に唐津市で山崩れが起こった時の写真です。
幅25m、長さ70mにわたって山が壊れて、下流の道路や畑に土砂が流れ出し、このままにしておくと、また山が壊れて被害が大きくなる恐れがありました。


この対策として2枚目の写真にある「治山工事」が行われました。
壊れた山にコンクリートでできた「土留工(どどめこう)」を作って、また山が壊れるのを防いでいます。
このように、壊れた山を直して、また壊れないようにする工事は、私たちの生活にとってとても大事な役割を担っています。


そして、災害が起こらないように、私たちができることがあります。
植林した山を管理せず放置したままにしておくと、3枚目の写真のように森林が荒れてしまい、水を蓄えたり土砂崩れを防いだりする大切な役割が果たせなくなる場合があります。

山に植えられた木をきちんと育てて、大きくなった木をきちんと使って、また木を植えて育てるというサイクルを回していくことで、災害に強い山を育てることができるのです。

県民ひとりひとりが、木に親しんで佐賀県産木材で作られた製品を使っていくことが、このサイクルを回す上でとても重要です。
そして、私たちが普段から森川海を大事にしていくことが、佐賀の豊かな自然環境を未来につなげていくためにとても大事なことなのです。

もっと「治山事業」について学びたいときはここのHPをご覧ください
https://www.rinya.maff.go.jp/j/tisan/tisan/con_3.html

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