
COLUMN
船で行く!有明海 潮干狩り

令和7年5月25日に「船で行く! 有明海 潮干狩り」が開催されました。
当日は19名の親子が佐賀県有明海漁協大詫間支所に集合し、遊漁船で戸ヶ里漁港から出発しました。
途中、子どもたちは操舵室を見学したり、有明海の生き物クイズに答えたりしながら、潮干狩り場所に向かいました。到着後は、お昼ごはんを食べながら潮が引くのを1時間ほど待ちました。
有明海の干満差は最大6メートルもあります。潮が引いたら、先ほどまで海底だった場所に降り立ち、潮干狩りを始めます。




大人も子どもも夢中になってアサリなどを採ったり、干潟の砂・泥や生物を観察しました。ヤドカリやマテ貝、生きた化石と言われるミドリシャミゼンガイもいました。
潮が満ちてきて、船が動けるようになるまでまた1時間ほど待ち、漁港に帰ります。
一日がかりのイベントでしたが、参加した方から「楽しかった」「また来年も参加したい」との声をいただきました。
干潟は多くの水生生物の生活を支え、産卵や魚の赤ちゃんの成育の場を提供してくれる場所です。
また、水中の有機物を分解し、栄養塩類や炭酸ガスを吸収し、酸素を供給するなど海水をきれいにするのに大きな役割を果たしています。
これを読んでいる皆様も「宝の海・有明海」を守るために自分たちができることを考えてくれたら、嬉しいです。
