COLUMN

海の未来を守るために、いま動く~ガンガゼバスターズの挑戦~

玄海地区の沿岸では、ウニやアワビの生息場となる豊かな藻場が広がっていました。しかし近年の地球温暖化の影響等により、南方系のウニ類であるガンガゼ(食用に向かない)が増加しています。その結果、海藻が食べ尽くされる「磯焼け」が各地で発生し、ウニやアワビといった磯根資源の減少が確認されるようになりました。
こうした危機に立ち向かうため佐賀県玄海地区の漁業者たちは「ガンガゼバスターズ」を結成し海を守る活動しています。

【岩陰に潜むガンガゼ】
【急増したガンガゼ】

ガンガゼバスターズは、磯焼けの防止と磯根資源の生息環境を守ることを目的に、年間延べ480回程度スキューバ潜水により駆除活動を行っています。また、十分に藻場がある場所には、ウニの中でも最高級といわれるアカウニの大型種苗の放流を行い、藻場の維持とアカウニの資源回復にも取り組んでいます。
その先には、藻場を保全・回復して、磯焼けを防ぎ、佐賀県の海の豊かさと漁業資源を守り、アカウニの漁獲量を回復させることで、漁業者の収入や経営の安定につなげたいという思いがあります。

【「ガンガゼバスターズ」による駆除作業の様子】

ガンガゼの駆除は、岩陰に隠れたガンガゼをひとつずつ取り除く、根気のいる作業です。それでも、駆除を行った海域では海藻が再び生え始め、小魚が戻るなど、海が少しずつ活気を取り戻しています。
一方で、ガンガゼは、ウニ類の中でもトゲが長く毒があるため、駆除作業は、危険が伴います。そこで現在、ふるさと納税で、「ガンガゼバスターズ応援プロジェクト」を立ち上げ、寄付を募っています。皆さまからの寄付により、駆除に必要な器具や装備を充実させることができれば、漁業者がより安全に、そしてより広い範囲で活動できるようになります。その結果、守られる藻場が増え、海の再生がさらに進んでいきます。

【藻場が回復した様子】

ぜひ、ふるさと納税を通じて玄海の海を守るこの取り組みに力をお貸しください。
▶ガンガゼバスターズ応援プロジェクトの寄附募集について / 佐賀県
https://www.pref.saga.lg.jp/kiji003112744/index.html