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“OECM”のお知らせ

2024.12.05

唐津市相知町横枕地区で生物多様性の調査を実施しました

〜唐津Farm&Food活動報告〜

横枕神社にて、自然共生サイトとして追加で認定されたイスノキを視察しました。
その後、ため池で生物調査を行い、どんこなどの生物を発見しました
調査の最後には、今後の唐津市相知町横枕地区の展開について議論を交わしました。

唐津市相知町横枕地区には、多様な生物と、日本の昔ながらの景観が残されており、伝統文化、山、川が調和する自然共生サイトエリアとして九州で唯一認定されています。
まさに日本を代表する里山の一つです。

日本のSATOYAMAは、世界各地で持続可能な自然資源の利用形態や社会システムの実例として注目されており、その理念は「SATOYAMAイニシアティブ」として国際的に推進されています。
これは、各地域の環境が持つ潜在力に応じた自然資源の持続可能な管理・利用を促進し、自然共生社会の実現に向けた取り組みを進めるためのものです。

唐津Farm&Foodでは、SATOYAMAを守り、横枕地区の豊かな自然と共生しながら地域資源の保全・活用を推進しています。
この地区は、様々な生物の生息地であり、古来より続く伝統的な景観を守る日本の里山の象徴です。
そのため、今後も環境教育や地域住民との協力を通じて、この貴重な自然環境を次世代に引き継ぐ取り組みを強化していく予定です。

横枕地区のOECM登録についてはこちら
唐津Farm&Foodホームページ 生物多様性の保全について

2024.10.31

「唐津ミツバチプロジェクト」が始動しました!

唐津Farm&Foodさんが新たに取り組まれる「唐津ミツバチプロジェクト」が始動しました。

【唐津ミツバチプロジェクト始動!初の採蜜を実施】
2024年9月22日、佐賀県唐津市相知町横枕地域において、「唐津ミツバチプロジェクト」が本格的に始動しました。
本プロジェクトは、唐津南高校の生徒たちと相知町横枕区の住民が協力し、OECM(Other Effective area-based Conservation Measures)に登録された地域で行われる養蜂活動を通じて、生物多様性の保全と持続可能な社会の実現を目指すものです。

初めての採蜜が実施され、唐津南高校の食品流通科の生徒たちがその作業を行いました。
初めての経験にもかかわらず、彼らはミツバチにすぐに慣れ、無事に採蜜作業を終えることができました。
この蜂蜜は、今後学校で商品化され、地域ブランド「自然共生サイト」のプレミアム商品として提供される予定です。

ミツバチと生物多様性の重要性
「もしも地球上からミツバチが消えたなら、人類は4年で滅亡するだろう」と警鐘を鳴らしたアインシュタインの言葉は、多くの人々に知られています。
ミツバチは、野菜や果物の受粉を助け、食物連鎖の基本を支える重要な存在です。しかし、ニホンミツバチは野生動物であり、飼育は容易ではありません。
特に唐津市相知町横枕地域のような環境では、ミツバチの育成を通じて地域の生物多様性を守る活動が求められています。

本プロジェクトでは、唐津南高校の生徒たちが相知町横枕地域において、養蜂を通じて生物多様性保全を学ぶ機会を得ています。
ニホンミツバチの養蜂活動は、単に蜂蜜を収穫することにとどまらず、農作物の受粉や地域の生態系を支える役割も担っています。

今後の展望
唐津ミツバチプロジェクトは、今後もニホンミツバチの群れを増やし、さらなる採蜜を目指して活動を継続していく予定です。
唐津南高校の生徒たちは、自然と共存し、生物多様性を保全するこの取り組みを通じて、持続可能な未来に向けたネイチャーポジティブエコノミーを学び続けます。

プロジェクトの活動は、相知町横枕地域の里山保全にも貢献しており、地域社会との連携を深めながら進められています。
今後、採蜜された蜂蜜や蜜蝋が地域ブランドとして広く展開されることで、地域経済の発展にも寄与することが期待されています。

2024.10.31

<森川海人っ体験スクール フラワーポットプロジェクト>が開催されました【森川海人っプロジェクト補助事業】

令和6年9月21日(土)に「森川海人っ体験スクール フラワーポットプロジェクト」が開催されました。
主催は唐津Farm&Foodさんで、森川海人っプロジェクト補助事業をご活用いただいています。

唐津Farm&Foodさんより
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!
皆さまのおかげで、楽しく充実した環境教育ワークショップとフラワーポットの植え付けを行うことができました!

環境教育では、「唐津南高校 虹の松原プロジェクトチーム」がプロジェクトの発表を行いました。
10月の全国大会に九州代表として出場する生徒が、フラワーポットプロジェクトや生物多様性、ESDについてお話しをしました。
1年生だった頃から知っている生徒たちの成長と活躍を目の当たりにして、とても感慨深かったです。

EPO九州やESD活動支援センターの皆さまからは、生物多様性についての講和を行っていただきました。
来年4月に施行される「生物多様性増進活動促進法」に向けて、今回の講話が良いきっかけになることを願っています。

パタゴニア日本支社の方からは、対馬の海洋プラスチック100%をリサイクルして作られたフリスビーに関するお話を伺いました。
また、前日から唐津にお越しいただき、佐賀県で初めてOECMに登録された相知横枕区域を視察していただけました。
環境省や国土交通省に続き、企業として初めて視察をしてくださったこと、とても嬉しく思います。

その後は、皆さまと一緒にアップサイクルフラワーポットの植え付けを行いました。
今回作成したフラワーポットは、循環型社会の象徴です。
皆で学び、手を動かしながら、素晴らしい作品が完成しました!
また、ペットボトルキャップの回収にも多くのご協力をいただき、感謝いたします。
皆さまのご協力が、未来の持続可能な社会に繋がると信じています。

今回のイベントには、唐津市外からも多くの方が参加してくださり、佐賀県、長崎県、福岡県からもご来場いただきました。
交流会では、フラワーポットプロジェクトを通じて北西九州の新しい出会いが生まれ、環境問題を共に解決していくための地域連携が広がっています。
環境問題も、皆で力を合わせて取り組むことで前進していけるはずです。
このフラワーポットプロジェクトが、そんなコミュニティづくりの場となることを願っています。

これからも唐津南高校 虹の松原プロジェクトチーム、唐津Farm&Foodは環境保護活動に全力で取り組んでまいります。
ぜひ引き続き応援をよろしくお願いいたします!

2024.08.30

佐賀県初!唐津市相知町横枕がOECMとして国際データベースに登録されました【唐津Farm&Food】

〜唐津Farm&Foodさんよりお知らせ〜

日本は、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として保全する「30by30目標」を掲げています。
環境省は、生物多様性の保全に取り組む企業や団体を「自然共生サイト」として認定し、取り組みを支援しています。

このたび、保護地域以外で生物多様性保全に貢献する区域として、全国で4.8万haの地域がOECM(Other Effective area-based Conservation Measures)として国際データベースに初めて登録されました。
唐津市相知町横枕もその一部として登録されています。

NPO法人唐津Farm&Foodは、設立以来、自然環境や生態系の保全活動に積極的に取り組んでまいりました。
これからも、生物多様性の保全や創出、そして持続可能な社会の実現に向けて全力を尽くしてまいります。

◯詳細はこちら
環境省 自然共生サイト等の国際的なデータベースへの登録について
https://www.env.go.jp/press/press_03264.html

Protected Planet (OECM国際データベース)
https://www.protectedplanet.net/country/JPN”